トップページ>人間と水の関係

人間と水の関係

人間と水は切っても切れない関係です。人間の体内は大人で約60%以上、赤ちゃんでは約75%以上が水分で出来ています。
水を一滴もとらなければ数日で命を落としていまいますが、水と睡眠さえあれば数週間は生き延びることが可能であると言われていることからも、人間の生命維持に水が大きく関わっていることがわかります。

体内の水分が足りなくなると、脱水症状が起こります。脱水症状は近年の猛暑でも注目されている危険な症状ですが、体重の約20%の水分が不足すると人間は死に至ります。

人が胎内で成長する過程を思い起こせば、人は水の中で成長することがわかります。
子宮内の羊水は単に外的要因から赤ちゃんを守るだけでなく、羊水を飲むことでミネラル分を吸収していると考えられています。

このように人間とは深いつながりのある水ですが、むやみに摂り過ぎることもかえって危険な場合があります。真水を一度に大量摂取すると、体内のミネラルバランスが崩れ、低ナトリウム血症を起こします。これを「水中毒」と呼びます。
血中ナトリウムイオン濃度が低下すると、軽度の疲労感から始まり、頭痛や嘔吐、錯乱、昏睡と進み、重度になると神経系をやられて死亡してしまいます。

デトックスやダイエットなどという名目で大量の水を飲むようにすすめる方法があるようですが、これには危険もはらんでいるということを良く認識しておきましょう。