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機能水って何?

水に何らかの付加価値をつけたものを機能水と呼んだりしますが、機能水の定義自体ははっきりとしていません。
機能水と呼ばれるものには色々あり、アルカリイオン水や海洋深層水、バナジウム水、ナノバブル水や活性水素水など…。
定義がはっきりとしないため、機能水と呼ばれるものには実に様々な種類があります。
このうち、ウォーターサーバーに関係の深いものについて簡単に解説します。

アルカリイオン水

アルカリイオン水とは、アルカリ性の電解水のこと。アルカリイオン整水器などを通して作られるpH9~10の電解水が一般的ですが、特定の水源から採水された弱アルカリ性の水を同様に呼ぶこともあります。家庭用ウォーターサーバーで取り扱いの多い島根・金城の天然水も「天然のアルカリイオン水」というキャッチコピーで有名ですね。
アルカリイオン水の特徴としては、こんぶやかつおなどのだしが良く出る、パンがふっくらと焼きあがる、お茶が良く出るというものがあります。健康関連では活性酸素による酸化ストレス値を低下する、骨の形成を高めるなどの研究結果もあります。
と言っても目に見えて効果を感じるほどではありませんので、気休め程度と思っておいたほうがいいかもしれません。かつては奇跡の水などと言ってかなり高価な値段で大げさに売り出していましたが、そこまでの効果はありません。
とは言え、毎日飲むお水が少しでも何らかの役割を果たすかもしれないと考えるなら、その可能性があるものを選びたくなりますね。アルカリイオン水はそんな理由から今でも人気があるのかもしれません。

バナジウム水

天然水のうち、バナジウムを特に多く含むものを言います。日本では富士山の伏流水に特に多く含まれており、富士山やその周辺から汲み上げられた水をバナジウム天然水として販売しています。富士山のバナジウム水は、家庭用ウォーターサーバーでもおなじみですね。
なぜバナジウムを含むことが注目されるのかといいますと、ラットを使った研究でバナジウムがインスリンに似た働きをする-つまり血糖値を下げることがわかり、その研究結果が大きく取り上げられたためです。しかしこれに関してはあくまでラットレベルであり、人に効果があるのかどうかは証明されていません。
バナジウムとは金属の一種であり、人間にとって必要不可欠なミネラルではありません。それどころか濃度によっては毒性があります。と言っても天然水に含まれるレベルのバナジウムでは毒性を心配するほどの影響はないと見られています。

海洋深層水

海洋深層水とは、水深200m以上の深海に分布する海水のことを言います。化学物質などによる汚染がなくミネラルが豊富で、また太陽の光が届かないために細菌などもほとんど存在せず、非常に清浄であるという特徴があります。海洋深層水がブームとなり広く流通したことは記憶に新しいかもしれません。
飲水としての海洋深層水ですが、もちろん深層水をそのまま飲むことは塩分が高いため出来ませんので、塩分を除去したり、深層水のミネラル分を濃縮し、飲用水に添加したものを利用します。
海洋深層水はその豊富なミネラル分から、穀物や野菜などが煮崩れしにくいなどの特徴があります。また深層水のミネラルバランスは人の体液に近いことがわかっています。